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古典落語と味わう美術 

古典落語と味わう美術 

県立美術館で企画展

 大津市出身の江戸落語家で昨年、真打ち昇進を果たした三遊亭わん丈さんが監修した企画展「落語であーっ!と展 そこまでやっちゃう? 落語と美術の無理矢理コラボレーション」が大津市瀬田南大萱町の県立美術館で開かれている。古典落語とアート作品による掛け合わせの妙に関心が集まっている。(名和川徹)

大津出身・三遊亭わん丈さん 監修

古典落語と味わう美術 
野村文挙「近江八景図」の前で、落語の演目「近江八景」への思いを語る三遊亭わん丈さん(大津市で)

 古典落語の「井戸の
茶碗ちゃわん
」や「近江八景」「牛ほめ」「抜け
すずめ
」といった著名な23演目のストーリーを記した大型の説明板を展示。それぞれに登場する物、景色、生き物などに関連づけて、同美術館が選んだ絵画や陶芸、造形など、同館コレクションを中心に75点を並べている。

 「近江八景」のコーナーには、明治期の日本画家・野村文挙が描いた「近江八景図」などを展示。7日に開かれた報道関係者向けの内覧会で、案内役を務めたわん丈さんは「この
はなし
を寄席で演じる人がほとんどいなくなり、私が7~8年前に滋賀出身の江戸落語家として挑戦した」と解説した。また、「自分を持ち上げてくれた作品」と語り、高座でこの落語を披露する際、本題に入る前の「まくら」では自身が滋賀出身であることや、湖国の景観の魅力を紹介しているという。

 会場には、わん丈さんが「近江八景」など5作をそれぞれ5分程度で語った音声も流されており、「美術館が好きな人に、落語も好きになってほしい」と期待。企画展を担当した山田由希代・同館学芸課長は「落語も分かる、美術作品も味わえる、一粒で二度おいしい企画展を楽しんで」と話している。

 関連イベントとして、5月11日にわん丈さん、同25日には同じく滋賀出身の桂三度さんによる無料の独演会がある。ともに午後2~3時で、定員は先着100人。

 会期は6月8日までで、午前9時半~午後5時(入場は4時半まで)。原則月曜休館で、5月5、6日は開館し、同7日は休館。一般950円、高校生・大学生600円、小中学生400円。問い合わせは同館(077・543・2111)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 古典落語と味わう美術 

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