記念式典 ミゼット寄贈も
竜王町は25日、町公民館で町制70周年の記念式典を開いた。約300人が集まる中、ご当地講談で知られる四代目玉田玉秀斎さんが70年の歩みを語り、町立竜王中吹奏楽部や町民の合唱団らが記念音楽祭で祝った。
同町は1955年4月29日、旧苗村、旧鏡山村が合併して誕生した。式典では、西田秀治町長は「未来へ向けてともに歩む決意を新たにしたい」と式辞。町の良さを住民が語る動画も上映され、出演した竜王中3年の女子生徒(14)は取材に「世代にかかわらず仲が良く、地域活動も盛ん。みんなが笑顔でいられるまちにしたい」と話した。
また、住民グループ「竜王みらいづくり共創会議」の初代会長・岡山完一さん(故人)が所有していたダイハツ工業の三輪自動車「ミゼット」(1969年製)が町に寄贈されたことも紹介された。町内には同社の滋賀工場があり、岡山さんの長男で同会議メンバーの治彦さん(55)は「ともに歩んできたダイハツの名車を知ってほしい」と話していた。
ミゼットは25日まで町公民館、27日からは道の駅「アグリパーク竜王」で展示される。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 竜王町制70年 ともに